トローリング対象魚


トローリング対象魚 カジキ&マグロ


カジキは、スズキ目カジキ亜目の総称。温暖な海を高速で遊泳する大型肉食魚で、いずれも上顎が剣のように長く鋭く伸びて「吻」を形成する。食用やトローリングによるスポーツフィッシングの対象魚としても重要な魚種の一つである。

カジキ類は各国で食用にされ、とくにマカジキとメカジキが水産上重要である。
漁業市場では吻を切り落とされたカジキが横たわる場面も見られる。
マグロ延縄で捕られることが多いが、伝統的な突きん棒漁も行われている。これは船の見張り台でカジキの魚影を探し、水面近くで遊泳しているカジキを銛で突くというものである。
近年では銛に電流を流せるようになっており、殺傷力が格段に高まっている。アメリカの小説家、アーネスト・ヘミングウェイの名著「老人と海」(1952年)では、年老いた漁師サンチャゴと巨大カジキの3 日間に及ぶ死闘が描かれている。

スーパーなどでは切り身にして売られることが多いが、新鮮なものは刺身にして賞味される。アメリカのレストランでは、切り身をステーキにして提供している。
家庭ではソテーや照り焼きもしくはフライにして食べるのが一般的。台湾では粥に入れたり、スープにしたりもする。カジキは食物連鎖の上位にいることから、その体内には有害な化学物質が蓄積しやすく、マグロと同様に水銀の蓄積が問題視されている。

多くはスポーツ・フィッシングの対象魚となっており、針にかかったときの強烈な引きと豪快なジャンプが釣り人を魅了する。日本近海では太平洋・インド洋産のカジキ類6種が全て見られることから、Japan Game Fish Association (JGFA) による大会や、カジキを狙ったトローリングが盛んである。

マカジキ科
シロカジキ属シロカジキ

バショウカジキ属ニシバショウカジキ/バショウカジキ

マカジキ属ニシマカジキ/マカジキ

クロカジキ属クロカジキ/ニシクロカジキ

フウライカジキ属フウライカジキ/クチナガフウライ/チチュウカイカジキ/ラウンドス
ケール・スピアフィッシュメカジキ科
メカジキ属メカジキ

トローリングとは対象魚の餌(魚やイカなど)に似せて作ったルアー(疑似餌)に針をつけた物を使う漁法一つ。
ルアーを生きた魚類に見せかけるため、クルーザーなどの船でその仕掛けを曳いて行う。古くからある漁法であるが、近年スポーツフィッシングとしてその大きさを競う大会もある。
サイパンの空港にはかつての世界記録(540kg)であったクロカワカジキのレプリカが飾られている。